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2006年10月11日 00時05分44秒 更新

米タワーレコード 廃業

このニュースはとても興味深い。
音楽CD販売店として有名なタワーレコードが廃業する。
「倒産」ではなく、「廃業」と記事に書かれたのが実に痛々しく、時代を物語っている気がしてなりません。

注:廃業と倒産の違いについてはこちら
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=241283&rev=1

以前GLAYのCDが売れないというコラムを書きましたが、
http://www5f.biglobe.ne.jp/~noise4/review/reviewetc/glay.htm
あの後GLAYは沈黙してしまい、1年と半年を経て、ようやくボクらの前に現れてくれました。
一説には「2004年のEXPO(USJ)にて、予算不足でありながら豪華なセットを組み、元事務所が借金苦」だとか、「元事務所が157曲の著作権を主張し、コンサートにも出演するな」と無茶苦茶な提訴を起こしているとか。何が本当で嘘なのか真実は不明ですが。

GLAYの曲は全てメンバーが作詞・作曲を手がけています(hideのMISERY以外は)。その多くをTAKUROが手がけています。ただ、編曲者としては別の方がいるのでしょう。その人に依頼し、お金を支払ったのは元事務所なのですから、そのあたりの権利を主張しているのでしょうか?確かに、BECKを読んでいると、アレンジャー(編曲者)によって曲は良くも悪くも大きく変わります。YOSHIKIプロデュースでメジャーデビューした時に、RAINをYOSHIKI色にされてしまい、メンバーは不満だったというのは有名な逸話です。
ともすればGLAYがBIGになれたのはアレンジャーやプロデューサー(この場合は所属事務所や佐久間正英等も含めて)のおかげだという考え方も否定はできません。現実問題として、元事務所でなくてはGLAYは大成できなかったでしょう。

所属事務所とレコード会社についてはこちら。
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=7486761

何にしても、いやらしく言えば「CDが売れていれば起こらなかった問題」です。
少なくとも明るみに晒されることは無かったでしょう。

CDが売れないのは人々が音楽を聴かなくなったわけではなく、iPod等のポータブルプレイヤーの普及によるネット販売の影響が大きいのは明白です。従来当然の如く行われていたCDプレス費用やジャケット印刷費用、CDケース費用、販売店への運搬賃、広告費用等々、実際にはどのような内訳なのかは知りませんが、このような中間コストを削減した結果、apple社の運営するiTunes Storeでは1曲200円で購入可能。洋楽には150円の曲もあります。ただ、アメリカでは1曲1ドルらしいからまだ高いのも事実。これでも随分妥協したとされています。

目当ての曲だけ欲しい場合、他の曲は余分に感じることが多い。特にシングルCDによく収録されるカラオケ(近頃はInstrumentalとか記されるが違いがわからん)はほとんど聴きません。せいぜい購入した時ぐらいしか聴きません。聴かない人にとっては無駄でしかありません。
それから、CDを購入しても結局はMP3やWMAに変換するから、元のCDは部屋のコンポぐらいでしか聴きません。現代人の感覚基準ではCDのサイズは携帯するには大きいし、曲数も少なすぎます。
こう考えますと、あえてCDを購入しなければはならない理由があるとすれば特典ぐらいしか思い浮かびません。タワレコの廃業決定も時代の流れとして受け入れるしかないのです。

この流れはレンタル事業にも影響を与えています。映画などのDVDでも同様です。TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は映画等をインターネットで配信する会社を既に設立しており、2007年には始動する見込みです。

iTunes Music StoreがiTunes Storeに名称変更した理由は、音楽だけでなく映像配信も行うためでした。ただ、Amazonも参入を表明していますし、「映像配信」という枠で考えると既に幾つもの企業が乱立している状況ですから共倒れの危険性をボクは懸念しています。

映像配信では有名なGyaOのU-SENの株価はライドドア絡みもあり、良い状況とは言えません。
こちら

GyaOは無料ですから同列には考えられませんが、逆にGyaOが有料に転換しても加入数を潤沢に確保することが可能か否か。同事業者が扱う共通作品ならば魅力は薄い。ならばGyaO独自のオリジナル番組に魅力を見いだせるかで決まります。しかし、大きなスポンサーがつかなければ地上波放送局のような番組は制作できないでしょうし、地方のローカル番組程度ならば、わざわざ有料加入してまで視聴したいとは思わないでしょう。

映画配信に話を限定すると、ボクにはこちらも成功するようには思えません。
いくら高画質配信にしても、DVDはともかく、ブルーレイやHD-DVDには及ばないはず。画質を上げればサーバーに負荷がかかり、設備投資にもお金がかかるでしょうし。そもそもピア・ツー・ピアを広めようとしない程度のインフラ整備の国で、そんな超高画質配信の事業展開は無理があります。

そもそも、映画DVD自体が非常に安い。不思議なぐらい安い。しかもリリースが早い。アニメは高いですが。
家庭用ホームシアターも広まっています。そんな高価な機械を所有する人が低画質な映画を視聴したいと望むでしょうか?

アニメというジャンルが映像配信で成功しているのは、映像配信は低画質、DVDは高画質という暗黙のルールのようなものが成り立っているからです。アニメDVDは高くても売れています。アニメは他のジャンルの映像作品とは同列に考えるべきではないでしょう。

話を音楽配信に戻します。
これはメジャーシーンだけの問題ではありません。アニメ業界でも10/2からアニメイトTVにて音楽CDとドラマCDのダウンロード販売が開始されました。

例えば、「ひぐらしのなく頃に」のドラマCD1巻ですと、
通常2940円で販売されていた商品が、ドラマCD一括購入ですと840円。ブックレットが158円ですから、合わせても998円。
この定価はキャンペーン価格と言うことで、本来は840円ではなく1050円になるようですが、ブックレットの値段を上乗せしても、CDで購入する半分の値段で済みます。
そのかわり、音質が劣る、初回特典が無い等のデメリットもあります。特典が音楽や映像ではなく、物体ならばその差は顕著です。
また、従来はレコード会社が用意していた試聴も可能です。
一応1トラック各263円で販売されていますが、ドラマCDを1トラックだけ購入する人はいないでしょうから、音楽CDよりも実においしいわけです。

http://www.animate.tv/drama/index.php

安価になるということは、大衆的になるということ。即ち質の低下です。

ボクは経済は無駄で成立しているのだと考えます。
極論を言えば、無駄を省くと何も残りません。無に帰すのみです。
適度な不便は必要悪です。
人類史上、例を見ないほどに加速度的技術革新の世界にボクらは存在しています。
果たして時代の流れに取り残されずに順応できるのかどうか。
そしてそれが本当に正しいのかどうか。
温故知新の精神を忘れずに、錯乱する情報に惑わされずに、真実を見抜く眼力を学ばなくてはなりません。

今回約3時間かけてこの話題を取り上げました(苦笑。
一応日本のタワレコはアメリカとは別のようですが、日本の音楽配信事業は後発なわけですから、同じ道を歩む可能性は大いにあるということだけ付け足しておきます。

2006年10月11日 00時05分44秒 in 音楽
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